企業の寄付先を従業員が投票で決める「わくわく寄付コンペ」。本記事では、株式会社中島董商店が当サービスを活用して選定した寄付先団体について、団体の活動に対する理解促進と従業員自身の意識・行動変化を促す取り組みを紹介します。
企業の寄付先への理解を深める、従業員に向けたセミナー開催
2025年8月、株式会社中島董商店で開催された社内セミナー「捨てないことで救える未来 ~食品ロス×貧困解決の現場から学ぶ~」。ゲストスピーカーとして登壇したのは、 同社が「わくわく寄付コンペ」を通じて寄付先として選定した、NPO法人 日本もったいない食品センターの代表理事 高津博司氏です。
寄付先団体の活動に対する理解を深め、従業員自身の意識や行動のきっかけとなることを目的とし、当セミナーが開催されました。

日本もったいない食品センターは、規格外や期限切れ間近などの理由で廃棄される食品を、食品メーカー・卸・小売業者から買い取り、食品ロスの削減と生活困窮者支援の両立に取り組んでいます。
セミナーでは、高津氏が団体を立ち上げた経緯をはじめ、現在世界が抱えている食品ロスの問題と貧困問題との関係性や、食品を扱う会社が取り組むべきこと、少しの意識変革で食品ロスを防止できることなどについて、具体的に紹介されました。
参加した従業員からは、「食品を扱う会社として、改めて食品ロスについて向き合う機会となった」「消費者として、意識できる点がたくさんあることを学んだ」といった声が寄せられました。
中島董商店の取り組み
株式会社中島董商店は、国内外に関連会社をもち、日本と世界にまたがって事業を展開しています。グループ全体で「一人ひとりのやりたいを大切にする」をテーマに、新しいことに果敢にチャレンジする風土の醸成を目指しています。また、その姿勢や結果を認め合う風土を根づかせたいという想いから「ビジョンミーティング活動」という取り組みを年間を通じて行っています。
今回のセミナーはその一環で開催された他、2023年度からはサステナビリティの推進を加速させるべく、社内の勉強会なども積極的に開催しています。
>> NPO法人「日本もったいない食品センター」の高津博司 代表理事による社内セミナーを開催しました
>> サステナビリティ勉強会に社員105名が参加|中島董商店の事例紹介
ICHI COMMONSが提供する従業員参加型の寄付先投票企画「わくわく寄付コンペ」について、詳しくはこちらをご覧ください。